巻物をくるくるする勉強

大学生ですから、
放課の鐘が鳴ったからといって喜んだりしません。
さらに学ぶのです。
先生と朋友に教えを請いながら図書館の閉館時間まで頑張りたいところですが、
家に老人が待っている。
案の定痺れを切らして電話がかかってくる。
帰宅すれば、やれ「どこにいた」「何をしていた」。
ふぅ。
「大学だ」「勉強だ」と答えても、
「こんな遅くまで学校があるのか」と疑う。
何も僕が悪ガキだと思われているから疑われているのではありません。
老人は気になったことを考えもせずに口からこぼすのです。
老人はいろいろ緩くなるんでしょうね。


DAI先生がノロかも、という噂を聞いた。
でも、よく聞いたらDOI先生がノロかも、という噂だった。
嘘情報を流しかけてしまった。