勉強のすゝめ

小説やドラマや映画の話になると、
シーンやセリフを暗記している人がいる。
同じ小説を読んでいるということで会話をしていても、
僕の方は「あ〜、そんなシーンがあったかな」ぐらいのものだ。
なんせ、読んだら好きか嫌いか良いか悪いか美醜の感覚だけで作品を判定して、
その他の全ては脳のどこか彼方に捨ててしまっている。
きっと瞬間に得られる感覚だけで満足しているからだ。
こういうのを刹那的に生きているという。
覚えている人というのは、よく勉強している人だ。
勉強の習慣がついていて、脳味噌が記憶する仕様に永続的にシフトされているのだ。
この永続性シフトの仕方は若い頃にしか身に付かない。
だからお母さんが「勉強しなさい」と言ったら勉強しなさい。