批判するなら全てを知らねば

サボテンにサンチョという名前を付け、
一人話しかけていると噂の山脇先生による宗教思想史の授業。
さて、旧約聖書の創世記天地創造神話の説明の続き。
今日は旧約聖書に対する批判と反論といった内容だった。
神が人間をこの世界の支配者としてつくった、という内容は人間中心主義過ぎると。
このために自然をおろそかにし、環境破壊に繋がっているという批判があるそうな。
それに対する反論が二つあって、
①支配者だからといって何をしてもいいわけではない。
②世界は神から贈られた恵。
批判も二つの反論も各個に聞けばそれぞれ納得できた。
しかし若干批判と反論が噛み合ってない様な気もした。
今日一番の目から鱗は、
その宗教の成立当時と現在では人の心の状況が違うということ。
成立当時の人の心を鑑みずに批判はするべきではないし、
逆に現在の人の心に合わせるように宗教も変化するべきなのかも知れない。
まあ永く信仰されるというのは、それだけ多くの部分が普遍的であるということだろうが。

山脇先生の授業はいつも早めに終わる。
素晴らしい先生なので、時間いっぱい授業を楽しみたいのだが残念である。
今日も一時間ぐらい経過したあたりで「疲れちゃった」と呟いておられた。
山脇先生のブログに血圧が高いと書いてあったが、
そのために疲れるのだろう。心配である。
明日も山脇先生の「教育原論」の授業がある。
それはまた明日のブログで。