正確に伝えることは難しい

山脇先生による教育原論の授業。
J.ピアジェの発達理論。
第四段階と第五段階である幼児期と学童期を比較しながら教わった。
子供を観察することによって成り立った学問だということが分かるが、
自分の内面を正確に表現できる子供か、
子供の頃を正確に記憶している大人がいれば実に便利だと思った。
馬鹿に例えるのは悪いが、
子供は少し馬鹿に似ている。
馬鹿について知りたくても馬鹿は馬鹿だから自分を表現できない。
馬鹿とはこういうものです、と自己分析できる賢い馬鹿がいたら素晴らしい。
賢い人が馬鹿を研究しても、馬鹿にしていたり先入観を持っていたりで正確にはできない。
子供はまだ語彙が乏しくて自分の言いたいことを正確に語れないためもどかしい。
大人というのはおかしなもので自分の過去を忘れて異常に子供を子供扱いする。
子供が少し大人びたことを言うと「マセガキ」と切り捨てるか極端に感心するかのどちらかだ。
子供だって脳ミソがあるんだから難しい事だって考えるのに。
今、教育について学んでいるわけだが、
やはり子供について知ることは重要だと再認識するとともに、
それがとても難しいことだと実感している。