ふぁふぃふふぇふぉ

日本語の「はひふへほ」は、

「ぱ、ぴ、ぷ、ぺ、ぽ(P)」

「ふぁ、ふぃ、ふ、ふぇ、ふぉ(F)」
になり、そして
「は、ひ、ふ、へ、ほ(H)」
になったといわれている。

試してみると、
「ぱぴぷぺぽ」や「ふぁふぃふふぇふぉ」は言いにくい。

まあ、言いにくいから「はひふへほ」になったのであろうが。

なぜ、昔の人は、こんな言いにくい言語を操れていたのか。

私は一つの仮説を立てた。

それは「昔の人は歯抜け説」である。
昔の人は、現代人ほど歯の健康に気を遣っていなかったに違いない。
そして、入れ歯の技術も無かったに違いない。
社会的地位を得る年齢層が皆歯抜けだったに違いない。
偉いと言われる人たちが「ふぁふぃふふぇふぉ」と言うから定着していたに違いない。

私はこの「ふぁふぃふふぇふぉ歯抜け説」を実証するために、
祖母に入れ歯を外させ、
「はひふへほ、と言ってみろ」と命じた。
すると、
「はひふへほ」と言った。
私の仮説は脆くも崩れた。