君と臣 臣と臣

石田三成が豊家の忠臣か奸臣かは議論の分かれるところ。
彼の真っ直ぐな心は愛されることが多いが、主家を危うくしたこともまた事実。
君主は一人、臣はたくさん。自分だけが忠臣と思わないことが大切です。



自民党憲法改正草案を少し読んだが何だかなぁ。
しょっぱいよ、しょっぱい。

Q&Aにこんなことが書いてある。

現行憲法の前文は、全体が翻訳調でつづられており、日本語として違和感が
あります。

こんな批判をしておいて、草案の前文は何の格調もない駄文。
内容も無い。
この国は素晴らしいから長続きさせましょう。
というだけ。時代遅れ。グローバリズムの欠片もない。
現行憲法の方がよっぽど激しい理想に燃えている。
「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、」
とか
いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、」
とか、好きなんですけどねぇ。

ところどころ余計なお世話といってよい条文があった。
第24条の草案に

家族は、互いに助け合わなければならない。

とある。吹き出してしまった。
素晴らしいことだとは思う。でも憲法に書くことではない。