黄金の 湯気立ち昇る 冬の朝

今日の句は秀逸ですな。
「黄金」なのは何なのかを直截に述べず、
そこから上がってくる湯気の色として表現したところが
実に控えめで上品な句です。

本当は元日まで取っておいて、
「元旦や 黄金の湯気 立ち昇る」
というように、初日の出の目出度さと、黄金色の華やかさとを
共演させようかとも考えたのですが、
まあ、忘れない内に書いておくわけです。