今日の授業

イチローはよく
「自分がヒットを打つことしか考えていない」
と批判される。
「チームプレイをしない」と言われる。

しかしその批判は間違いである。
ヒットはチームのためになるからである。
ヒットを打つことは即ちチームプレイである。

果たしてヒットも打てない選手が一丁前に
「チームのために」
と発言することがチームプレイだろうか。

真の利他は自利の先にあるものであり、
自分を疎かにする者に利他は叶わない。

九人がイチローならそれは素晴らしいチームである。
口だけで利他を言う者の怠け心がチームを弱くする。
それは野球チームだけではなく、
社会に置き換えても同じことである。


イチローと王貞治