なんちゃらとハサミは使いよう

後期から法学に触れられる授業がある。
水曜3講時「日本国憲法
水曜4講時「現代の人権」
いずれも竹村先生。
他の授業には無い緊張感がある。
先生がバシバシ学生を指名して質問する。
法曹界を目指す法学部の学生なら中・高としっかり勉強して答えられるだろうが、
高野山大学に法学部は無く、
またしっかり勉強している人間は高野山大学には来ないので、
学生が俯き、先生と目を合わせないようにした沈黙の時間が長い。
なんだか先生に対して気の毒だった。
こういう時に自分が阿呆だと気付いていないくらいの阿呆がいると、
阿呆な質問をしたりして空気が和らぐのだが……。

3講時目と4講時目の緊張感の違いはそこらへんにあった。
4講時目は無知を恥じ入ることの出来る程度の中途半端阿呆しかいなかった。

高野山大学の学生に対しての期待値を最初から下げている先生たちは上手だなと思う。
まあいずれにしろ阿呆を相手にしている高野山大学の教員なのだからストレスは溜まるか。
教室に入りたくないくらいに……。

高野山大学の学生よ。
先生方に申し訳ないから共にもう少し勉強しよう。