鼻猶ほ伸ぶがごとし

そう、まるで天狗だ。
この天狗野郎

天狗野郎は言った。
「俺は情報処理以外の全ての科目でお前達を上回る」。
なんたる傲慢な態度!
僕は言った。
「一科目でも負けたら恥ずかしいよ」。
天狗野郎は言った。
「いや、負けないし」
(情報処理を抜いているあたり、セコい根性だが……)

そして天狗野郎は勉強をすると公言して早々に帰っていった。
僕は他の友人とバドミントンに興じてから帰宅した。

遊んでいる人間に負けるのは悔しかろう。
精々勉強に励んでもらいたい。
僕はその鼻がポキリと折れるのを楽しみに待っているよ。
ええ、折るのが僕だとは言いません。
僕は謙虚な人だからね。
紫が好きな方とか真面目な方が折ってくれますよ。

(この記事には多少の誇張がございます。)